式には、データベースの関数やフィールド値だけでなく、さまざまなタイプの変数を含めることができます。これらのさまざまな部分を組み合わせて、レポート内に印刷または表示する値を計算できます。
式でのコードの使用
式内の値を計算するときに、レポートのプログラミング言語で記述されたコードを含めることもできます。中括弧(「{」および「}」記号)は、コード項目を他のテキストから分離するために使用されます。開始中括弧記号「{」は、計算の開始を示します。閉じ中括弧記号「}」は、計算の終了を示します。シンボル間のコードが計算され、その値が計算結果に含まれます。テキスト式では、計算結果は自動的に文字列に変換されます。たとえば、次の式を入力した場合:
値= {1 + 2}
計算後、レポートに表示される結果は次のようになります。
値= 3
複数のコード挿入
計算を使用する場合、1つの式に無制限の数のコードを挿入できます。たとえば、次の式を入力した場合:
ValueA = {1 + 2}、ValueB = {2 + 3}
計算後、レポートに表示される結果は次のようになります。
ValueA = 3、ValueB = 5
ネストされたコードの挿入
式で計算を実行する場合、コードセクションのネストは許可されていません。たとえば、次の式は正しくないため、計算が失敗します。
値= {1 + 2 + {2 + 3}}
重要:式で計算を行う場合、コードのネストは許可されていません。