地図コンポーネントは、地理的な位置を参照してデータを視覚化する機会を提供します。地図のデータは、手動で指定することも、データソースから渡すことも可能です。この2つの方法について詳しく見ていきましょう。

 手動

 値を手動で入力するには、地図編集を呼び出して、データタブに移動し、以下の表のセルに入力します。
 

 地図を描くには、レポートに地図コンポーネントを追加し、そのビューを指定するだけです。なぜなら、基本的なKey列はデフォルトで埋まっているからです。この場合、地図は地理的な情報のみを伝え、1色で描かれます。地図に情報を持たせるためには、他のカラムを完成させる必要があります。

[名前]列。
この列には、要素の名前が含まれています。
たとえば、USA地図には、州のフルネームがキーとして含まれています。
[名前]列では、レンダリングされたレポートでカーソルを合わせたときに表示されるテキストを指定できます。
この列は入力する必要はありません。テキストが指定されていない場合、レポートの要素にカーソルを合わせると、キー名が表示されます。
 
[値]列。
この列には、特定の地図要素の値が含まれています。
値は任意の数にすることができます。
[値の表示]が有効になっている場合は、カーソルを合わせると、レンダリングされたレポートにも値が表示されます。
 
[グループ]列。
この列の値は、地図タイプがグループを含む地図、またはグループを含むヒートマップである場合に関連します。
この場合、グループキーが指定されます。
一部のオブジェクトをグループ化する場合は、それらのキーが完全に一致していることを確認する必要があります。
この場合、レンダリングされたレポートの地図要素は1色でペイントされます。
グループ要素の合計値もあります。
グループの任意の要素にカーソルを合わせると、結果が合計プレフィックス付きでレンダリングされたレポートに表示されます。
 
[色]列は、レポートの地図要素の色を指定します。
色は#XXXXXXテンプレートで定義されています。
この列の値が指定されていない場合、地図要素はカラーマッププリセットまたはカスタムスタイルで色付けされます。
色が指定されていて、地図にスタイルが設定されている場合、指定された色が地図要素に適用されます。
 
テーブルがいっぱいになったら、レポートをレンダリングできます。
また、エントリはJSONファイルに保存でき、将来のレポートで使用できます。
データを保存するには、プレビューパネルの[データ]タブにある地図編集の[
保存]ボタンをクリックする必要があります。

 
 プレビューパネルで地図を更新するためのボタン。
[保存]ボタンは、JSONファイルを保存するためのパスを指定する必要があるメニューを呼び出します。
[開く]ボタンをクリックすると、地図データを含む以前に保存したJSONファイルを選択できるメニューが呼び出されます。
データソースからのデータの取得
データマップは、手動でのデータ入力に加え、データソースから取得することもできます。これを行うには、地図編集のデータタブにあるリンクされたデータボタンをクリックします。 [データのリンク]メニューで、データソースを選択し、データソースからマップフィールドの列を指定できます。
[キー]フィールドは、特定のタイプのマップキーと同一のエントリを含むデータ列を示します。
[名前]フィールドは、マップ要素の名前を含む列を指定します。
[値]フィールドは、マップ要素の値を含む列を示します。
 [グループ]フィールドは、グループのキーを含むデータ列を示します。
このフィールドでは、マップタイプがグループで定義されている場合はデータ列を指定するか、グループでヒートマップを指定する必要があります。レンダリングされたレポートのグループ化されたマップ要素は、1つの色でペイントされます。
[色]フィールドは、マップ要素の色のセットを含むデータ列を指定します。
このフィールドでデータ列が指定されていない場合、マップ要素はマップスタイルのプリセットまたはカスタムカラーで色付けされます。列にデータが含まれている場合(マップスタイルが設定されている場合)、データ列の色がマップ要素に適用されます。