イベントとデータバンド

すべてのコンポーネントの標準イベントを除いて、データバンドにはBeginRenderEvent 、EndRenderEvent 、およびRenderingEventの3つの特別なイベントがあります。データ・バンドは、指定したデータソースのデータ行ごとに作成する必要があります。たとえば、データソースに10行ある場合、データ・バンドは10回作成されます。BeginRenderEventは、データがレンダリングされる前に呼び出されます。つまり,データ行を出力しない場合です。このイベントは、一部のデータや変数の初期化、一部のアクションの呼び出しに使用できます。EndRenderEventは、データバンドがレンダリングされた後、すべてのデータ行が出力されるときに呼び出されます。このイベントデータ処理では、集計演算処理が行われる。RenderingEventは、1つのデータ行をレンダリングするときに呼び出されます。このイベントは、帯が印刷される前に呼び出されます。これらが10データ行の場合、RenderingEventは10回出力されます。

データ・ソース内の要素数を計算します。BeginRenderEventに次のコードを記述します。

myvariable = 0;

また、データディクショナリにmyvariable変数を作成する必要があります。RenderingEventに次のコードを記述します。

myvariable = myvariable + 1;

この場合、EndRenderEventは使用されません。計算の結果、myvariableはデータソースの要素数に等しい値を格納します。この値をテキストコンポーネントに出力するには、次の式を使用します。

{myvariable}

また、 テキストコンポーネントのProcessAtEndプロパティをtrueに設定する必要があります。myvariableに計算値を出力する必要があります。