データソースからの値を式で使用できます。データソースからフィールドを参照するには、フィールドの文字列表現を提供する必要があります。参照の構文は単純です。データソースの名前とフィールド名を小数点またはピリオド文字で区切り、中括弧で囲みます。
{DataSource.Column}
たとえば、customersテーブルに会社名フィールドが「TheBig Company」に設定されているエントリがあり、次の式を入力したとします。
会社名:{Customers.CompanyName}
計算後、レポートに表示される結果は次のようになります。
会社名:大企業
注:この種の式を手動で作成する必要がないように、データディクショナリからレポートのページに直接ドラッグアンドドロップするか、式エディター内でドラッグアンドドロップを使用して、必要な情報を正しい構文で自動的に挿入できます。
親の関係
データソースが他のデータソースと親関係にある場合は、親データソースからフィールドを直接参照できます。参照の構文は、すでに示した例と似ています。データソースの名前、リレーション名、フィールド名をそれぞれ小数点またはピリオドで区切って指定し、全体をで囲みます。中括弧。例えば:
{Datasource.Relation.Field}
次のような一連の情報があると仮定します。
Productsはデータソースの名前です。
次の式を入力した場合:
{Products.ParentCategories.CategoryName}
計算後、レポートに表示される結果は、製品のカテゴリの名前になります。
Stimulsoftレポートで使用できる関係の数に制限はありません。したがって、列は2つまたは3つ、あるいはそれ以上の関係を介して呼び出すことができます。たとえば、次のような情報のセットがあると仮定します。
次の式を入力した場合:
{OrderDetails.ParentProducts.ParentCategories.CategoryName}
しかし、CategoryNameフィールドの値はリレーションシップを使用して取得され、OrderDetailsデータ・ソースをバイパスしてCategoriesデータ・ソースに到達します。Categoriesデータ・ソースへの直接の呼び出しは使用されていません
データソースのすべての値が入力されていることを覚えておく必要があります。これデータソースのすべての値は型付けされていることを覚えておく必要があります。つまり、すべてのデータ項目は、オプション列で指定された型に動的に変換されるため、レポートの開発を高速化することができます。ただし、変換せずに列からデータを取得する必要がある場合は、データソースを直接指定する必要があります。
たとえば、C#の場合:
{Products [“ProductName”]}
この式は、Productsデータソースからのデータを変換せずに「そのまま」返します。以下の例は、同じ式をVB.Netで表したものです。
{Products.Item( “ProductName”)}