マスター/詳細レポートの行番号は、通常のリストと同じように機能します。しかし、1つだけ違いがあります。データバンドの詳細でナンバリングが使用されている場合、各サブリストにはそれぞれのナンバリングがあります。例えば、下の図では、マスター・ディテール・レポートが表示されています。
マスターリストでのナンバリングは赤色で表示されます。詳細リストへのナンバリングは緑色で表示されます。図のように、詳細リストへのナンバリングは、マスターリストから行を出力した後、毎回開始されます。
ナンバリングは、システム変数を使う以外にも、データバンドのLineプロパティを使って行うことができます。この場合の表現は以下のようになります。
{DetailDataBand1.Line}.{Customers.CompanyName}
なぜそれが必要なのか?なぜLineのシステム変数を使わないのか?システム変数には、ビジビリティゾーンがあります。例えば、マスターバンドにLineシステム変数を使用するとします。この場合、マスターバンドにナンバリングが出力されます。Lineシステム変数を詳細バンドに使用した場合、この場合は詳細バンドのナンバリングが出力されます。しかし、2つの異なるデータバンドのナンバリングを1つの式で出力する必要がある場合はどうすればよいでしょうか?この場合は、データバンドのLineプロパティを使用します。例えば、詳細バンドの以下の式を見てください。
{DataBand1.Line}.{Line}.{Products.ProductName}
これにより、レポートに次の結果が表示されます。