値条件を使用する場合は、次の3つの要素で構成される特別な形式を使用して条件を設定する必要があります。
1.データソースの列
条件の2番目の値と比較するために最初の値が取得されるデータソースの列。
2.オペレーター
選択した演算子により、レポートツールは、最初と2番目の値を処理して結果を取得する方法を知ることができます。たとえば、比較演算子は、レポートツールに、最初の値と2番目の値を比較して結果を生成するように指示します。
3.条件を計算する為の値
これは、条件の計算に使用される2番目の値です(最初の値はデータソースから取得されます)。値は、定数(式タイプを除くすべてのタイプのデータの場合)または式(式タイプの場合)のいずれかです。
コードで値条件を記述している場合、次のようになります。
いくつかのタイプの操作では、条件の計算に3つの値が使用されます。これらは、2つの値で定義された指定範囲内にあるかどうかを判断するために、値がチェックされる操作です。説明されている要素に加えて、条件にはデータ型も含まれます。データ型は、レポートツールが2番目の条件のタイプを識別し、使用可能なタイプの条件演算子のリストを自動的に変更するのに役立ちます。次の図は、値の条件を設定するために使用されるパネルを示しています。
フィールド コンボ
これは、条件のタイプを選択するために使用されます。
データ型コンボ
このフィールドは、条件が機能するデータのタイプを指定します。データには、文字列、数値、日時、ブール式、式の5種類があります。データ型は、レポートツールが条件を処理する方法に影響します。たとえば、データ型が文字列の場合、文字列を処理するメソッドが使用されます。さらに、データのタイプに応じて、使用可能な演算子のリストが自動的に変更されます。たとえば、Contains演算子は、Stringデータ型でのみ使用できます。式データ型は、2番目の値の代わりに式を指定する機能を提供します。この場合、レポートツールは条件の最初の値と2番目の値の互換性をチェックしません。したがって、ユーザーは、実行時エラーを防ぐために、入力された式が有効であることを確認する必要があります。
カラムコンボ
これは、データソースの列を指定するために使用されます。列の値は、条件の最初の値として使用されます。
オペレーターコンボ
これは、条件の値を計算するときに使用される演算子のタイプを指定するために使用されます。
バリューボックス
これは、条件の値を計算するときに使用される比較値を指定するために使用されます。一部の操作では、3つの値を指定する必要がある場合があります。